基本は性的な話なんだけども

>それなんて魔王ルルーシュ。俺はR2があればそれで、か。
http://twitter.com/_imaki/status/14138768517

 ちなみに、シビライゼーション連想しながら読んだけど、困ったことにボードゲーム版ばっかプレイしてて、あっちが好きなので、PCゲーばっかで語らないでくれ、とか思ってしまう。あと他に読んで連想したのは小川一水「復活の地」とアニメ版のプラネテス

 R2はアレ、最初の2クールを参照して上書きする形式(それこそ、ループのような、やりなおしのような見かけの形式を維持して、リライト展開していくわけだ)の上に話を立ち上げてるので、そっちと繋げてくなら、コンテクストの吟味の不足した<a ="http://twitter.com/_imaki/status/13981477424">ハイコンテクスト</a>のもたらすもの全般についての共通のトラップの話ではないのかなー。 もっといや、ゲームシナリオの、既にあった展開を参照しつつその展開をなかったことにし、異なる展開を接木する<a href="http://twitter.com/_imaki/status/13734216762">「なんでイマKanon問題なのか」「複数回のプレイにおけるプレイヤーの記憶連続性と主人公の不連続性」</a>、という考え方についての。

 ちなみに、全体の転換点や鍵となる部分をコンテクストでエイヤッと乗り越えちゃって吟味が足りないのは<a href="http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=473384&log=20061107">ゴローちゃんの判りやすい悪癖</a>だ。説明を省略するためにやっちゃうわけだが、当然、そこに紛れ込むものは山ほどあるわけで。

 で、そうなってくると、わりとこー、大半の二次創作についての正当性とかも気にしないといけなくて。
http://nekodayo.livedoor.biz/archives/1176601.html
が、じゃあ、個人的に溜飲を下げる以上のものたりうるかというと、困ったことに冒頭の魔王と勇者の会話のそれとパラレルにしていること自体によって、批評として機能せず、魔王と勇者の性的な関係という作品成立の根本基盤を一方で補強してしまいかねない(プラマイゼロなので、別にkagamiさんが非難されるいわれもないが、単なる好みの問題になってしまうだけではある)、とか、気にしてもしょうがない話がたくさん。

 だから、恣意的な文脈の拾い取りを推し進めていった一端の加担でもある、「選択肢の読み取れなさ」(プレイヤーサイドが読み取れないがゆえに、それはプレイヤーキャラクターという主人公人格が浮上するほぼ唯一の機会となる)をどう受け取るか、になるんだけども。個人的には。